在外被爆者団体が首相に要請書 「唯一の被爆国民」訂正を
今年8月、安倍晋三首相が広島、長崎原爆の日の式典あいさつで「日本人は唯一の戦争被爆国民」と発言したのは「事実に反する」として、在外被爆者関連の6団体が31日、首相に訂正するよう要請書を提出した。
国会内で開かれた会合で、厚生労働省の担当者は「日本人以外に被爆者がいないということではない。誤解が生じるとのご指摘は、重く受け止める」と説明。文書で回答する方針を示した。
要請した「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」の関係者は「私たちが誤解しているのか」と詰め寄る場面もあった。