2013.10.31 19:17

「黒子のバスケ」脅迫、有隣堂も関連商品撤去

 書店チェーン「有隣堂」(横浜市)は31日、人気漫画「黒子のバスケ」の関連商品を、東京、神奈川、千葉にある全35店舗の店頭から一時撤去したことを明らかにした。撤去しなければ危害を加えるとの脅迫状が届いたため。被害届を受けた神奈川県警が調べている。

 有隣堂以外の複数の大手書店チェーンにも脅迫状が送り付けられており、各社が対応を検討している。

 有隣堂によると、脅迫状は15日に届いた。撤去しないと客や店に危害を加えるとの内容で、最新24巻までの単行本などの一時撤去を決めた。在庫は各店で保管し、要望があれば販売する。

 広報担当者は「客の安全を最優先で考えた。状況をみて商品を売り場に戻す」と説明した。

 また北海道釧路市の書籍、文具販売「リラィアブル」も31日、同様の脅迫状が届いたため、関連商品を一時撤去すると明らかにした。

 これまでにも大手コンビニチェーンなどに脅迫状が送り付けられ、菓子などの関連商品が店頭から撤去される事態が広がっている。(共同)