米盗聴問題:「オバマ大統領は3年前から把握」 独紙報道
毎日新聞 2013年10月29日 20時18分
【ベルリン篠田航一】米国家安全保障局(NSA)がドイツのメルケル首相の携帯電話を盗聴していたとされる疑惑で、一部の独メディアは「オバマ米大統領は既に3年前から知っていた」と伝えている。米紙はこれを否定するなど、両国メディアも大統領の「把握の有無」に関心を寄せている。
独紙ビルト日曜版は27日、盗聴に関与した情報機関関係者の話として「オバマ大統領は盗聴を止めなかった」と伝えた。大統領は2010年、NSAのアレグザンダー局長からメルケル首相の盗聴について報告を受け、「そのまま活動を続けるように」と指示したという。