阪神が国内フリーエージェント(FA)権の公使を明言している日本ハム・鶴岡慎也捕手(32)の獲得調査を進めることが30日、明らかになった。藤井彰人(37)、日高剛(36)両捕手が高齢化。球団内には外部補強に対する慎重論もあるため、熟考して結論を出す。
阪神がFA公使が確実な鶴岡の調査を進めていることが分かった。球団首脳が「経験のある捕手。調査している」と補強の対象であることを語った。
鶴岡は2003年にドラフト8巡目で日本ハムに入団。安定したリードでダルビッシュ(現レンジャーズ)の“専属捕手”を務めるなど投手陣からの信頼も厚い。明るい性格でムードメーカーという存在となっている。2009年にはゴールデングラブ賞に輝いた。
阪神は今季、藤井彰、日高の両ベテラン捕手が次々に故障離脱。高齢化という現実も隠しきれなくなった。正妻不在の間、7年目の清水が自己最多の39試合出場と穴を埋めたが、リード面などを含めて課題はまだまだ多い。そこでFA権を行使する鶴岡に関心を示した形だ。