東北のニュース
岩手・宮城の漁業・水産業者 ノルウェーから基金
 | 握手を交わすウォルター大使(左)と西垣学長 |
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震災からの復興を目指す岩手、宮城両県の漁業・水産業者と宮城大は24日、ノルウェーの財政支援を受けて「東北水産業復興研究会」を設立した。2カ月ごとに勉強会や国内先進地の視察などを行い、新たな事業展開を目指す。
東京都港区のノルウェー大使館であった「東北復興基金」の贈呈式には、研究会メンバーら約30人が出席。アルネ・ウォルター駐日ノルウェー大使と西垣克・宮城大学長が基金の書類に署名した。約1400万円の基金を活用し、2015年末まで活動する。
ウォルター大使はあいさつで「復興支援で東北との関係が徐々に強化されている。プロジェクトをぜひ成功させてほしい」と期待を寄せた。
式に出席した三陸漁業生産組合(大船渡市)の滝沢英喜組合長は「資源管理や6次産業化などノルウェーの先進的な取り組みを参考にしながら事業を発展させたい」と意欲を語った。
ノルウェー政府は震災後、同国の水産業の先進地に岩手、宮城両県の水産業者らを招くなど復興支援を続けている。
2013年10月25日金曜日
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