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【政治】

進次郎氏初答弁 歯切れ悪く… TPP「聖域」明言避ける

 自民党の小泉進次郎復興政務官が三十日、国会で初めて答弁に立った。

 内閣府で環太平洋連携協定(TPP)も担当する進次郎氏は衆院農林水産委員会で、民主党の玉木雄一郎氏から、農産物の重要五項目を細分化した五百八十六品目がすべて関税を維持する「聖域」に当たるかどうか、繰り返し問われた。

 進次郎氏は「はっきり言えたら楽だが、なかなかそういうわけにはいかない」と苦笑いを浮かべ「守るべきものを守るのが聖域だ」とかわし続けた。

 父の純一郎元首相は自衛隊のイラク派遣の際、法律上派遣が許される非戦闘地域の定義について「自衛隊が活動する地域は非戦闘地域だ」と繰り返し「開き直り」「支離滅裂」などと野党から批判を浴びた。

 進次郎氏の「聖域」答弁も「言葉でごまかし、レトリック(修辞法)を駆使することを農家は求めていない」と、玉木氏から追及を受けた。

 衆院経済産業委員会では、民主党の辻元清美氏が純一郎元首相の「原発ゼロ」発言を踏まえ、原発政策についての私見を尋ねた。進次郎氏は「政府の一員として、福島につけを残さないために全力を尽くす」と述べるにとどめた。

 

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