初主演映画「完全なる飼育」で鮮烈ヌード 前川伶早の“異色の経歴”
2013年10月30日 掲載
子役出身/(C)日刊ゲンダイ
「TAP 完全なる飼育」(11月6日ネット配信開始、9日から全国ロードショー)で主役の不良女子高生・結を演じた前川伶早(りさ)(24)。映画初出演にして「飼育シリーズ」の定番である初脱ぎに挑戦した。ほとんど知られていない彼女の素顔は――。
東京・三鷹生まれで現在も実家暮らし。「もともと小学校4年生くらいから高校1年生まで芸能活動をしていたんです」という。
出身は芸能人も多数在籍する日出高校。当時は女子高で、新垣結衣や多部未華子とは同級生。2年からクラスメートだった多部とは今でも仲良しだという。
「未華子とは定期的に連絡取ってます。飲みに行くのは年に2回くらいですけど。でも、入学した時点で分かるような売れてる子を目の当たりにして自信をなくしました。同い年でここまできている子がいるのに、小学校からやっててもこんなもんで恥ずかしいなと……。もともとやりたくてやってたわけじゃなく、親に言われてやっていて、自分は学校休めるしぐらいの感覚で。髪を染められない、1センチ前髪を切るのも事務所に細かく言われて、縛られてたまるかとも思ってましたね」
芸能活動に区切りをつけ、高2からはもうひとつの夢だった幼稚園の先生を目指すことに。高校卒業後に専門学校へ入学し、2年間で幼児教論2種と保育士免許を取得して幼稚園へ就職した。が、転機は再び訪れる。
「先生になって2年目の終わり頃、高校の友達と母校まで先生たちに会いに行ったんです。その帰りの電車で今の事務所の社長さんに会って、降りたホームでスカウトされました。正直、安定した職を蹴って将来も保証されない仕事に就くのかっていう葛藤はあったけど、親に相談したら『免許はなくならないし、やってみたら』と送り出してくれたので、社長に会って2日後に決めました」
今回のヌード挑戦も、両親の反応は意外なものだった。
「オーディションの話が来たとき、親には『脱ぐシーンはある』とは言ったけど、細かいところまで言わずに『決まれば主演』ってとこだけ押して(笑い)。どっちかといったら母親が心配してます。父親は『大したもんだ、頑張ったな。度胸ある』と言ってくれたけど、母親は『出ちゃってるの?』って。でも反対する人はいませんでした。これからは体張るものは控えつつ。逆に守る方向で一枚ずつ着ていく方向で(笑い)」