カージナルス、ワカ様が止める！　飛行機トラブルもリラックス　

　カージナルスは２９日、予定より約７時間遅れて日付が変わろうかという真夜中にボストン入りした。球団公式サイトによれば、チャーター機のコンピュータートラブルで空港に足止めされたという。それでも、Ｍ・カーペンターが自身のツイッターで「みんなの子どもたちと仲良くなれて良かった」とコメントしたように和気あいあいだった様子で、マシーニー監督も「家族同伴の移動でよかった。みんな楽しんで、いい一日だった」と明るい口調だった。

　後がない第６戦の先発マウンドに仁王立ちするのは、この１０月で“アメージング（驚異の）ワカ”と呼ばれるようになった２２歳の新人右腕、マイケル・ワカだ。今ポストシーズンは４戦４勝、防御率１・００。パイレーツとの地区シリーズは、１勝２敗と崖っぷちの第４戦で７イニング１／３を１安打１失点に抑え、ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズでも“現役最強左腕”カーショーに２試合とも投げ勝った。

　「ここでシーズンは終わらせない。絶対に勝つという心構えで臨む」。“ワカ様”が最終決戦に持ち込む金星を挙げれば、「単一ポストシーズンの先発で５勝」という史上初の偉業達成もついてくる。