2013年10月29日06時49分
世耕弘成官房副長官は28日の衆院国家安全保障特別委員会で「特定秘密保護法の施行前であっても、国家安全保障会議(日本版NSC)や国家安全保障局の資料の管理保全に関して、厳格なルール作りを行っていきたい」と答弁し、同法施行前でも秘匿性が高い情報を管理するルールを策定する考えを表明した。
安倍政権は日本版NSC設置法成立後、来年1月の日本版NSC発足を目指している。NSCが扱う秘密については特定秘密保護法の成立後、有識者の意見を聴いて指定の統一基準を作り、これに基づき秘密に指定する仕組みだ。
ただ、特定秘密保護法は公務員に加え、民間の防衛産業なども厳罰化するため、一定の周知期間を置き、公布日から1年以内の施行となる。世耕氏が言及した「厳格なルール」は、NSC発足から同法施行まで秘匿性が高い情報を管理する必要があるため、空白期間を埋めるものだ。
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朝日新聞官邸クラブ
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