米FOMC、月額850億ドルの資産購入継続を決定
[ワシントン 30日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は30日、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、これまで行ってきた月額850億ドルの資産買い入れを当面継続する方針を表明した。
米議会での財政をめぐる対立などで成長見通しが弱まったとの認識も示された。
FRBが緩和縮小の可能性を示し金利が上昇したことも成長の重しとなった。
声明は「住宅部門の回復はここ数カ月間で幾分鈍化したが、家計支出や企業の固定投資が上向いたことを指標が示している」と指摘。「財政政策が経済成長を制約しつつある」との認識も示した。
労働市場については、このところの一部指標は悪化したが、「一定の(some)」改善が進んだとした。見通しリスクから、最近数カ月間見られた金融状況の引き締めに触れた部分を削除した。
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