米消費者物価指数:9月は前月比0.2%上昇-燃料が値上がり
10月30日(ブルームバーグ):9月の米消費者物価は前月比で上昇し、伸びは市場予想と一致した。エネルギーが値上がりした。また前年比での伸びはここ5カ月で最小となった。
米労働省が発表した9月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.2%上昇した。伸びはブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査の予想中央値と一致した。前月は0.1%上昇だった。9月の食品とエネルギーを除いたコア指数 は前月比0.1%上昇と、伸びは市場予想を下回った。
BNPパリバの北米担当チーフエコノミスト、ジュリア・コロナド氏は「米国にインフレ圧力は見られない」とし、「つまりこれは、金融当局が雇用の責務の方に重点を置くことができ、インフレ動向による制約を心配せずに済むことを意味している」と続けた。
エネルギー価格は前月比0.8%上昇。食品は変わらずだった。自動車は0.2%上昇した。
総合指数は前年比では1.2%上昇と、4月以降で最も小幅な伸びとなった。前月は1.5%上昇だった。コア指数は前年比で1.7%上昇。前月は1.8%上昇だった。
原題:Consumer Prices in U.S. Rose in September as Fuel CostsGain (2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Victoria Stilwell vstilwell1@bloomberg.net
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更新日時: 2013/10/30 23:06 JSTニュース一覧
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