JT:4工場閉鎖を発表 社員の2割1600人削減も
毎日新聞 2013年10月30日 21時12分(最終更新 10月31日 00時13分)
旧日本専売公社が民営化され、1985年に誕生した、たばこの製造・販売会社。国内たばこ販売の約6割を占める。94年に政府保有株の一部が売り出され、東証1部に上場した。政府が発行済み株式の50.01%を保有していたが、今年3月に東日本大震災の復興財源を確保するため一部を売却し、現在の保有割合は33.35%。
全売上高に占める国内たばこの割合は約32%(13年3月期)。一方、07年に買収した英ギャラハーなどを抱える海外たばこ事業は約47%を占める。世界シェアは3位。このほか、缶コーヒー「ルーツ」などの飲料事業の割合は8.7%、テーブルマーク(旧加ト吉)などの加工食品事業は7.9%、医薬品事業は2.5%と、事業の多角化を図っている。