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資生堂鎌倉工場が閉鎖へ、掛川、大阪、ベトナムに移管/神奈川

2013年1月31日

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 資生堂は31日、2015年3月に鎌倉工場(鎌倉市岩瀬)を閉鎖すると発表した。14年12月に生産を停止し、掛川(静岡県掛川市)、大阪(大阪市)、ベトナムの各工場に生産を移管する。高収益構造の確立に向け、組織や業務を抜本的に見直す「事業構造改革」の一環という。

 鎌倉工場は1959年設立。敷地面積は約2万6千平方メートルで、化粧品、乳液などのスキンケア製品と口紅を製造、年間生産量は計約1億個という。口紅に限ると、国内向けのほぼすべての製造を同工場で担っていた。社員数は496人(12年12月末現在)。一般の見学も受け付けており、年間約1万5千人が訪れるなど人気を集めていた。

 世界的な経済成長の鈍化など市場環境の変化を受け、同社は事業構造改革に着手。原価低減や事業継続計画(BCP)の観点からグローバルでのサプライチェーン(部品供給網)改革に取り組む中、操業から50年以上が経過し老朽化が進み、周辺に住宅が増えて環境が変化した同工場の閉鎖を決めた。工場の跡地は売却を検討している。

 閉鎖後、スキンケア製品の生産はベトナム工場と大阪工場に移管する。ベトナム工場は今後、日本やASEAN(東南アジア諸国連合)向けの中・低価格帯のスキンケア製品の主力工場と位置づけるという。口紅の生産は掛川工場に移管する。

 同日、都内で会見した末川久幸社長は「海外にシフトすることで為替の影響を最小化したい。アジアでの売り上げ拡大を図りたい」と語った。

 一方、研究開発拠点についても機能集約を進める。
92年に設立した「資生堂リサーチセンター(金沢八景)」(横浜市金沢区)は、医薬品や機能性食品の研究開発などを手掛け社員83人(12年12月末時点)が働くが、13年5月に「同センター(新横浜)」(都筑区)に移転を開始、同年9月に閉鎖する。減価償却費や管理費などの削減が狙いという。


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