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対象外の患者に臓器提供
10月30日 20時58分

去年8月、兵庫県内の病院で、脳死と判定された男性から臓器の提供が行われた際、日本臓器移植ネットワークが検査結果を見誤り、ルール上、提供されるべき患者とは別の患者に、腎臓が提供されていたことが分かりました。

これは日本臓器移植ネットワークなどが30日会見し、明らかにしたものです。
それによりますと、去年8月、兵庫県内の病院で40代の男性が脳死と判定され臓器の提供が行われた際、ネットワークのコーディネーターが拒絶反応が出るおそれがあるという検査結果を見誤り、ルール上は、移植手術の対象とならない30代の男性患者に、移植の手続きを進めました。
その後、移植手術を行う病院が、より精密な検査をしたところ、拒絶反応は起こらないという結果が出たため、そのままこの男性患者に手術が行われましたが、ルール上は、最初の検査の段階で移植を待つ次の患者に提供先を変えるべきだったということです。
日本臓器移植ネットワークでは、移植を受けるはずだった患者に謝罪したということで、「二度とこのようなことを起こさないよう、チェック体制を強化し、職員の教育を徹底したい」と話しています。

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