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【競馬・ボート・競輪】[ボート]川崎GI6勝目 蒲郡・中日スポーツ杯2013年10月30日 紙面から
蒲郡ボートの中日スポーツ杯争奪「GIオールジャパン竹島特別開設58周年記念競走」は開催最終日の29日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の川崎智幸(46)=東京=がインから逃げを決めて快勝。2011年12月の宮島・中国地区選手権以来、6度目のGI制覇を果たした。2着には丸岡正典、3着には斉藤仁が入線。表彰式では斎田太郎中日スポーツ総局局次長から中日スポーツ杯が贈られた。 ◇ ◇ ベテランが意地の一打を放った。エース機のプレッシャー、そして優勝戦1号艇の重圧を見事にはね返して川崎が1コースからしっかりと先マイ。2011年12月の宮島・中国地区選以来のGI6勝目を挙げた。 負けられなかった。いや、負けたくなかった。蒲郡のエース機「32号機」を手にして、期待感よりも押しつぶされそうな圧力ばかりが川崎を襲った。重圧をはね返すことができた一番の要因。それが“経験”だ。 「エース機を引いて何度も泣かされてきましたからね。経験があったからこそ落ち着けた。おっさんと呼ばれるのは嫌いだけど、若いころとは違う」 11年にもGIを優勝した。タイトルから遠ざかっているわけではないが地区選ではなく、周年を勝てたことに意味がある。「やっぱり周年は重みがありますから。周年(記念級のレース)を優勝したのは06年のダイヤモンドカップ(芦屋)以来ですから」と充実感にひたった。 13年の後期は勝率6・21まで成績が落ちる苦しみを味わった。「しんどかった。でも、それが勉強になった」と笑う。まだまだ負けられない気持ちは人一倍強い。「今のペラ制度がいい方向に向いたと思う。あきらめずにやってきましたから」。数ある競艇場の中で一番苦手という蒲郡で得た優勝での賞金加算で、11月19日からの津・SGチャレンジカップへの出場を確実にした。SGの舞台でもベテランの味を存分にアピールするはずだ。 (大野英樹)
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