柏レアンドロ　ナビスコ決勝ＯＫ

　柏の頼れる司令塔が１１月２日に東京・国立競技場で行われるナビスコ杯決勝・浦和戦を前にピッチに戻ってきた。

　８月２１日のＡＣＬ準々決勝・アルシャバブ戦で左股関節内転筋を痛め、９月４日にブラジルで手術を受け、リハビリを続けてきた２０１１年のＪリーグＭＶＰ・レアンドロが、２９日に行われた柏Ｕ−１８との練習試合（４５分１本）に出場。１６分に絶妙なスルーパスを通し、左サイドの狩野のゴールをアシストした。

　「調子はいい。大丈夫。何の問題もないよ」と柏の司令塔は笑顔で話した。「本人とメディカルチームが話してだが、レアンドロがＧＯサインを出せば使う」と、ネルシーニョ監督も司令塔の決勝起用に前向きな姿勢を示した。

　決勝は大谷主将とＤＦ橋本が警告の累積で出場停止。ロンドン五輪代表ＤＦ鈴木も２７日の浦和戦で右ひざを捻挫し、２９日は別メニュー調整に終始。出場は微妙な状況で嫌なムードが漂ったが、ＭＶＰ男の復帰で雰囲気は一変。「レアンドロがいるだけで相手は嫌でしょ。一発勝負なんでいいものを見せたい」とエース工藤も頼れる男の復活に笑顔。１９９９年以来、２度目のナビスコ杯制覇に意欲を見せた。