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【大リーグ】

カージナルス、“崖っぷち” エース右腕でシリーズ3敗目

2013年10月30日 紙面から

◇ワールドシリーズ<第5戦> レッドソックス3−1カージナルス

 孤立“無援”ライト−。アダム・ウェインライト(32)の好投も実らず、崖っぷちに追い詰められた。7イニングを8安打3失点、10奪三振。カ軍投手のWS10奪三振は、1968年の殿堂入り投手のボブ・ギブソン以来だったが、味方打線が沈黙し、エース右腕は第1戦に続いて今シリーズ2連敗となった。

 「もちろんタフな敗戦だ。正直なところ、試合を通じて自分のプランを遂行できた。ストライクを先行させ、攻撃的な投球ができたんだが…」

 悔やんだのは7回。1死一塁から今PS打率0割8分2厘の7番ドルーを四球で歩かせ、ウェインライトは「あの四球が何よりも痛かった」と歯ぎしり。直後に「ロスにこの日初めて投げた(低めの)カーブ」を拾われ、勝ち越しを許した。打線が沈黙する中、自身の制球ミスもあり、息切れした格好だ。

 ただ、エースで2敗するなど、カ軍が土俵際なのは事実だが、2年前のWSは2勝3敗からの連勝で戴冠した。

 マシーニー監督が「うちの選手たちは背水の陣を経験している。精神的な強さを証明するいい機会だ」と語れば、ウェインライトも「ここからボストンで連勝すれば伝説になる」。“赤い鳥”の羽はまだ折れていない。

 

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