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【格闘技】

三浦と内山が大みそかW世界戦 両方勝ったら来春統一戦

2013年10月30日 紙面から

熱い火花を散らした三浦(左)と内山=東京都港区のジャパンマーチャンダイジングセンターで(竹下陽二撮影)

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 大みそかのダブル世界戦の会見が東京都内で行われ、WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(33)=ワタナベ=が同級8位で日本同級王者の金子大樹(25)=横浜光=相手に8度目の防衛戦、WBC同級王者三浦隆司(29)=帝拳=が同級2位ダンテ・ハルドン(25)=メキシコ=相手に2度目防衛戦を行うことが発表された。ともに防衛に成功すれば、早ければ、来春にも内山と三浦の因縁の団体王座統一戦が実現する可能性も出てきた。

 内山の相手の金子は日本王座を4度防衛中で、6連続KO中と脂がのっている。内山は「日本人ではダントツ。パンチ力があって、試合運びも冷静」と警戒しながら「中間距離でバシバシ打ち合う、緊張感のある面白い試合になる。まだ、オレにはかなわないと思われるような試合をする」と自信のコメントだ。

 一方、三浦の相手、ハルドンは同級2位の実力者。24勝20KO、ニックネームは「クレイジー」。野性味あふれるタイプで手ごわそう。8月17日に敵地メキシコで最強挑戦者トンプソン(メキシコ)に倒し倒されの壮絶な打撃戦の末、判定勝ちを収め、一皮むけた三浦は「初防衛戦で自信がついた。得意の左で倒す」とKOを予告した。

 内山と三浦には因縁がある。2011年1月、WBA王者内山に三浦が挑戦。この時は、三浦が先に左でダウンを奪ったが、内山が8回TKOで圧勝。しかし、その後、三浦はWBC王者となり、大きな成長を遂げた。2人の再戦を望む声が日ごとに高まっており、2人も意識している。次戦が先決と声をそろえ、内山が「三浦選手は前より強くなっている。やるなら対策を練らないと」と言えば、三浦も「機会があれば、リベンジしたい」とキッパリ。「やるなら、来年すぐにでも」とワタナベジムの渡辺均会長は来春の実現を示唆した。ビッグマッチを実現させるためにも、大みそかは負けられない。 (竹下陽二)

 

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