経済時事通信社の中田社長が引責辞任 ワシントン支局記者の共同記事コピペ問題で 後任社長は西沢取締役2012.6.18 17:19

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時事通信社の中田社長が引責辞任 ワシントン支局記者の共同記事コピペ問題で 後任社長は西沢取締役

2012.6.18 17:19 メディア

 時事通信社は18日、臨時取締役会を開き、中田正博社長が6月30日付で退任するトップ人事を内定した。中田氏は7月以降も社長続投の予定だったが、先日起きた他社記事コピー問題の責任を取って退任する。後任社長には西沢豊取締役が就任予定で、6月30日に開く株主総会後の取締役会で正式決定する。

 問題となったのは、今月13日午前のワシントン支局発の海外金融の記事。支局の記者が共同通信社の配信記事をそのままコピーして、自社の原稿に貼り付け。記事部分については一部打ち直したが、冒頭のクレジット部分で「ワシントン共同」という記述を残したまま配信した。

 時事通信社では昨年1月にも、スキーのワールドカップの記事で、同じく共同通信社記事の盗用問題が起きたばかり。

 中田社長は「他社の記事をコピーし張り付けることは、それ自体、記者として許されず、報道機関としての信用を大きく失墜させた」としたうえで、「同様のことが昨年1月に他の部署でも発生しており、このようなことが繰り返されたことは極めて遺憾」とした。

 「ご迷惑をかけた共同通信社をはじめ、配信先各社、読者の皆さまにおわび申し上げる」と謝罪し、「報道機関のトップとして監督責任を明確にし、信頼回復の第一歩としたい」と自らの辞任について説明した。

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