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ハンガリー中銀が政策金利を引き下げ、追加緩和示唆

2013年 10月 30日 03:08 JST
 
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[ブダペスト 29日 ロイター] -ハンガリー国立銀行(中央銀行)は29日、政策金利を20ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低の3.4%とした。景気の押し上げを目指し、市場の状況を踏まえたうえで追加利下げを行う可能性があることを示唆した。

ロイター調査では大半のアナリストが20bpの利下げを予想していた。

中銀は声明で「インフレや実体経済の見通しのほか、経済を取り巻くリスク認識を踏まえると、慎重な追加金融緩和を引き続き行う可能性がある」とした。

そのうえで「国際金融市場におけるセンチメントの変化が引き続きリスクとなっており、政策への慎重なアプローチを維持する必要がある」との見方をあらためて示した。

ハンガリーではインフレ率が約40年ぶり低水準で推移するとともに経済成長も小幅にとどまっており、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和縮小に踏み切る前にできるだけ金利を引き下げておく考えとみられている。

米国の緩和的な金融政策を背景に、ハンガリーは通貨フォリントに打撃をもたらすことなく金利を引き下げることが可能な状況にある。

ハンガリーでは、2012年8月から実施している一連の利下げで政策金利が7%から3.4%まで低下した。

アナリストの予想中央値では、金利は3%で底入れするとみられている。

 
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