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両陛下 初の水俣ご訪問 優しいお言葉「真実に生きる社会を」 (3/4ページ)

2013.10.28 10:00

水俣病資料館の語り部らと懇談される天皇、皇后両陛下=10月27日午後、熊本県水俣市(代表撮影)

水俣病資料館の語り部らと懇談される天皇、皇后両陛下=10月27日午後、熊本県水俣市(代表撮影)【拡大】

  • 熊本県

 「水俣病は現在もいろいろな問題を残している」。両陛下の訪問が水俣病問題の幕引きとなることを懸念する患者もおり、緒方さんは彼らの思いを背負って懇談に臨んだという。水俣病の公式確認から60年近く経過した今も、患者や家族の苦しみは続いている、と訴える。

 熱心に耳を傾けられた両陛下に「包み込むような優しさを感じた。思いは十分伝わったと思う」。両陛下からは「苦しみの中でも強くたくましく生きている姿に感銘を受けました」と声を掛けられた。

 緒方さんは「生きてきた中で最高の幸せを感じた。これからも世界に水俣の教訓を伝えていきたい」と力を込めた。

 両陛下は今回の水俣訪問で、多くの患者の思いを受け止められた。資料館では、患者の前田恵美子さん(59)が病気への思いをつづり作詞した歌が披露された。

 前田さんは「天皇陛下に『良い歌ですね』と言ってもらいました。この先もいろんな人に聞かせていきたい」と目を潤ませた。

水俣病とは

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