できごと【大津中2自殺】市が第三者委報告書の7割以上をHPから削除 識者は「キモの部分、公開続けるべき」 +(1/2ページ)(2013.10.9 23:12

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できごと

【大津中2自殺】
市が第三者委報告書の7割以上をHPから削除 識者は「キモの部分、公開続けるべき」 

2013.10.9 23:12 (1/2ページ)いじめ問題

 大津市立中2年の男子生徒が自殺した問題で、実態解明に当たった第三者調査委員会の報告書をホームページ(HP)上で公開してきた大津市が、その大部分を削除していたことが9日、分かった。報告書は、遺族推薦の委員人選など全国で深刻な問題となっているいじめの調査で「大津モデル」と評価された第三者委の成果だった。11日に男子生徒の2回目の命日を迎えるが、専門家は「削除は大津モデルの浸透を妨げる」と批判している。

 大津市の第三者委は、平成24年8月に設置。生徒が通っていた学校の在校生や教職員、遺族ら延べ56人から聞き取りを行い、「いじめが自殺につながる直接的要因になった」と結論づけた調査報告書を今年1月、市に提出した。

 報告書は全231ページで、「自死に至るまでの事実」「事後対応」「提言」の3部構成。市は市役所で公開するとともに4月からはHPでもほぼ全文を掲載した。しかし、アクセス数の減少などを理由に、全体の7割以上に当たる1部と2部の計167ページ分をHP上から削除した。

 1部には、生徒の学校、クラスの状況や同級生らの行為、自殺に至る原因の考察などを記述。2部では、自殺後の学校や市教委の問題点などをまとめていた。

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