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29 Oct 2013 14:34

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おんせん県CM「想像以上の反響」 宣伝効果4.7億円

qBiz 西日本新聞経済電子版 10月22日(火)9時49分配信

おんせん県CM「想像以上の反響」 宣伝効果4.7億円

大分県が制作したCMの一場面。由布院温泉と別府温泉の旅館のおかみが、それぞれの温泉を自慢する(同県提供)

「おんせん県」の商標登録が国に認められず、「滑って転んで大痛(大分)県」と自虐的にPRするテレビCMを制作して話題となった大分県は21日、CMによる宣伝効果が約4億7600万円に上ったと発表した。県広報広聴課は「想像以上の反響に驚いた。二の矢を放つか、考えたい」と話している。

【おんせん県CM・動画はこちら】

 CMは大手広告会社と提携し、温泉地の別府や由布院など県内15カ所で撮影。県民約80人も出演して「おんせん県は、香川の『うどん県』のパクリじゃねえんよ。意識はしちょったけど…」などと話すユニークな内容で、9〜10月に福岡県内と関西などで放送された。

 CMが新聞やテレビ番組で紹介された時間と回数を基に、同じ分だけ広告を出したとして試算したところ、約4億7600万円かかることが判明。CM制作費は約5500万円だったため、県は「8倍以上の宣伝効果があった」としている。

 県は昨年10月、温泉の湧出量日本一などをアピールしようと「おんせん県」を商標登録申請したが、特許庁は5月、他県が過去に「温泉県」の表記を使用したことなどを理由に申請を却下。その後、「おんせん県おおいた」で再び申請し、今月許可された。

西日本新聞社

最終更新:10月22日(火)9時49分

qBiz 西日本新聞経済電子版