日刊ゲンダイ 10月22日(火)10時26分配信
過去10年の最高視聴率(27.3%)をマークし、快進撃を続けるNHK朝ドラ「ごちそうさん」。背高ノッポなヒロイン・杏(27)だけでなく、脇を固める若手の女優陣も注目されている。そのひとりが、「たみちゃん」こと野川民子役の宮嶋麻衣(27)。杏との身長差は20センチ。「あの小柄なご学友は誰だ?」と気になっている向きも多いのではないか。
杏演じる、め以子が女学校でつるんでいる3人娘のひとり。控えめで楚々とした女学生という役どころだが、先週から杏の“恋敵”として、ドラマをもり立てている。
杏は複数のドラマや映画の出演を経験、クルマや日本酒、保険会社のCMにも起用され、お茶の間ではすでに馴染みの顔。同じく友人役を演じる前田亜季(28)も、90年代半ば、一世を風靡した元祖チャイドル。6代目中村勘九郎の妻・前田愛の実妹で子役時代から美人姉妹と注目を浴び、芸歴も10年以上だ。そんな杏や前田と比べると、やや知名度は劣るが、実は関西圏のNHK御用達女優として知る人ぞ知る女優のひとりなのだ。
NHK大阪制作の朝ドラでは「ごちそうさん」を含め、「ちりとてちん」「カーネーション」「純と愛」と連続4作品に出演。貫地谷しほり主演の「ちりとてちん」では、ヒロインの最終選考まで残ったという実力の持ち主だ。
アイドル評論家の北川昌弘氏が言う。
「朝ドラは東京と大阪が交互に制作しています。NHK大阪としてかなり力を注いでいるドラマですから、そこで起用数の多い宮嶋は、女優としてのポテンシャルの高さがうかがえます。ひと言でいえば、ノーマルに美しい女優。『ごちそうさん』の前半戦は東京が舞台。岐阜出身で主に名古屋や大阪で活動してきた宮嶋は、いわば、根っからの関西女優ですが、東京人を演じても違和感がない。『ごちそうさん』をきっかけにこれまで以上に活躍の場を広げるのではないでしょうか」
04年のデビューからまもなく、地元紙で語ったインタビューをかいつまむと――。
昔からNHK教育の子供向け番組が好きで制作スタッフになりたいと考えるも、自分は要領が悪い。だったら出演する側ならイケるのではと、役者の道を選び、高校で演劇部に入った――というのが、この道に進んだ経緯らしい。
なにはともあれ、きっかけはNHK。前期クールの「あまちゃん」に出演した徳永えりが東の“NHK御用達女優”ならば、西は宮嶋で決まり。
最終更新:10月22日(火)10時26分
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