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【石川】

自転車迂回の社会実験 来月末まで通行量調査 片町と野町で開始

チラシを配り、自転車走行の社会実験をPRする市職員(左)=金沢市片町で

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 自転車に迂回(うかい)路を走ってもらい、自動車、歩行者と分ける社会実験が二十八日、金沢市片町と野町で始まった。交通事故の防止を図るとともに、スムーズな通行につなげる。十一月三十日まで通行量調査などを行う。(谷口大河)

 国道157号周辺を走る自転車に、国道に並行する市道を通行するよう促す。走行してもらう市道は、片町一−犀川大橋北詰周辺の延長約千メートル、野町広小路−野町三の国道西側の沿線約四百メートル。

 実験は国土交通省の採択を受け、行政や学識者らでつくる金沢自転車ネットワーク協議会が実施。看板と、路面に描いた自転車マークと左側通行の矢印で走行を呼び掛ける。

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 期間中に国道と市道の通行量を調べ、実験前と比較検討する。歩行者と自転車利用者にアンケートも行い、自転車を危険に感じる瞬間や実験の効果について尋ねる。

 初日は早朝から市職員が街頭で、自転車通学・通勤する市民に啓発チラシを配った。市では金沢高校や遊学館高校など近隣四校に、自転車通学の生徒に実験を周知するよう求めている。

 市内では二〇一二年度、自転車が関連した交通事故で三百七十七人が死傷している。

 

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