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暴言の人権大使が退任 国連で「シャラップ」

 国連の人権条約に基づく拷問禁止委員会で「シャラップ(黙れ)」と発言し、外務省幹部から注意を受けた上田秀明・人権人道担当大使(68)が20日付で退任し、外務省参与も辞職した。人権人道担当大使の後任は佐藤地外務報道官が兼務する。外務省が20日、発表した。大使就任から5年以上が経過したことなどを理由に、上田氏が辞職を願い出たという。

 関係者によると、今年5月22日に拷問禁止委員会の対日審査が行われ、委員から「日本の刑事司法制度は自白に頼りすぎており、中世のようだ」と指摘を受けた。上田氏が「日本の人権状況は先進的だ。中世のようではない」と反論したところ場内から笑いが起き、上田氏は「何がおかしい。黙れ」と大声を張り上げた。公の場では非礼に当たる表現とされる。

 このため平松賢司総合外交政策局長が「公式の場にふさわしくない表現だ」として、上田氏を口頭で注意していた。

 委員会は、警察や国家権力による拷問や非人道的な扱いを禁じる拷問禁止条約に基づいて設置された。対日審査は2007年に続き2回目だった。

 上田氏は駐オーストラリア大使を務め、07年11月に外務省を退職した。08年4月に参与として再雇用され、人権人道担当大使に就任した。

[ 2013年9月20日 17:59 ]

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