1.同じ企業内での「強者」「弱者」の事例

たとえば、サントリーという会社があります。
洋酒やビール、清涼飲料の製造・販売を行っている会社です。
この会社は、洋酒部門（ウィスキー）では圧倒的なシェアを誇り
業界シェア第1位を占めています（強者）。
しかし、ビール部門は業界第3位（2008～）にとどまっています。

このように、同じ会社内であっても、部門や地域、顧客属性により
「強者」であったり「弱者」であったりと変動することがあります。

こういった場合、その部門や地域などごとにセグメント（細分化）
して、「強者」であればランチェスター第二法則、「弱者」であれば
ランチェスター第一法則で戦うことが必要になります。