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【大リーグ】

カージナルス、けん制死で試合終了

2013年10月29日 紙面から

◇ワールドシリーズ<第4戦> レッドソックス4−2カージナルス

 底抜けの“ウォン安”で、2勝2敗のタイに戻された。上原の一塁けん制に、代走ウォンが刺されてゲームセット。考えられないボーンヘッドに、しばらく地面にうずくまったままだった新人は赤いヘルメットを地面にたたきつけ、鉛の足取りでベンチに向かった。

 「足が滑って一塁に戻れなかった。少し大きくリードを取りすぎた。いいけん制球を投げられた」。ウォンは赤い目で語り、自身のツイッターでは、ファンに「すみませんとしか言いようがありません」とつづった。

 打席に入っていたのは、今PSで得点圏打率8割(10打数8安打)の“10月男”ベルトラン。一発が出れば同点という打席を奪われても、「あの子(ウォン)のことを思うと、やり切れないね。何とか足でかき回そうとしたんだろう。元気にしてあげる最良の方法は、明日勝つことだ」と気遣った一方で、マシーニー監督は「ミーティングでもけん制について話したし、あいつが代走で出たときも『走っても意味がないぞ。注意してリードは小さく取れ』とはっきり伝えた」と怒りを抑えた口調で語った。

 だが、引きずってはいられない。「前に進むしかないんだ…」とウォン。カ軍がWSで2勝1敗から2勝2敗に押し戻されたケースは過去に5度あるが、いずれも4勝3敗で優勝している。汚名返上の機会は、まだ残されている。

 

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