主役の舞台へ 鍛錬の日々
9月26日、チアリーダーズのことしの夏休み最後の練習が記念会堂で行われた。この日は特に11月17日に大隈講堂にて行われるチアリーディングステージ(チアステ)へ向けての練習が主体だった。ことしで31回目を迎えるチアステはチアリーダーズが主役となって活躍する舞台だ。夏休み中は連日5時間に及ぶ練習を積んできたが、前日まで野球の明大戦が行われていた関係もあり4時間弱の練習となった。
練習の前半は集中的にフリを覚える
全体練習が始まったのが11時。まずはチアステのダンス曲のフリ合わせが行われた。多くのメンバーが集まる事の出来る夏休み中の練習はスタンツに時間を割いていたためにダンスを全体で合わせるのは初めてであったこともあり、フリの確認を入念に行う姿が見られた。続いてダンス練習と並行する形でスタンツ練習も開始される。スタンツの技は12月に行われる全日本学生選手権も見据えて従来よりも難易度の高いものに挑戦しているそうだ。この日の最後はチアステのフィナーレとなる曲の練習。副将のモットーである「全員で」にふさわしくチアリーダーズ全員出演の曲となる。フィナーレ曲の通し練習も成功すると全体練習は終了。この時すでに15時近くになっていた。さらに4年生は衣装に着替えてパンフレット用の撮影に臨むなど演技以外でもチアステへの準備が着々と進んでいた。
練習の前半は集中的にフリを覚える
この日の練習で目立ったのは集中力。現在は1か月先の本番に向けての練習段階であり、ダンスやスタンツに失敗する場面も見られた。しかし、それぞれのパートの練習の最後にそのパートを通して演技する段階になると失敗は必ず修正されていた。この通し練習は円陣を組んでから行うなど本番を意識した緊張感漂うものになっているが、その中で最高の演技を行う集中力は本番でも生かされることだろう。チアリーダーズが主役となれる唯一の舞台と言っても良いチアステ。特に4年生にとっては最後の晴れ舞台になる。また下級生にとってもお世話になった上級生に演技で感謝を伝えながら、次世代へと活動を引き継ぐ場となる。今年は各曲に色のイメージをつけて計14曲を行う予定だが、出演者それぞれも自分の色を出して最高の舞台を作り上げてくれることを期待したい。
夏休み最後の練習日 お疲れ様でした!
(記事 三尾和寛、写真 川口真由)