Updated: Tokyo  2013/10/29 03:52  |  New York  2013/10/28 14:52  |  London  2013/10/28 18:52
 

米中古住宅販売成約:9月は5.6%低下-4カ月連続マイナス

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  10月28日(ブルームバーグ):9月の米中古住宅販売成約指数は市場予想を下回り、4カ月連続マイナスとなった。住宅ローン金利の上昇が影響した。

全米不動産業者協会(NAR)が発表した9月の中古住宅販売成約指数 (季節調整後)は前月比5.6%低下した。低下率はここ3年余りで最大。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の予想中央値は前月比変わらずだった。8月は1.6%低下していた。

9月の低下率は、政府による住宅購入者向けの税控除措置終了に伴い大きく下げた2010年5月(28.9%低下)以降で最大。

BNPパリバの米国エコノミスト、イレーナ・シュルヤティエバ氏(ニューヨーク在勤)は「少しの間こうした低調な状況となるだろう。脆弱(ぜいじゃく)さは第4四半期(10-12月)も続く可能性がある」と指摘した。

9月の成約指数 は101.6で、昨年12月以来の低水準。同指数の100は2001年の平均的な活動水準を基準に「過去と比べて健全な」住宅購入がみられる状況であることを示す。

地域別では全米4地域全てで成約指数が低下。特に北東部(9.6%)や西部(9%)が大きく下げた。

9月の成約指数は季節調整前の前年比では1.1%上昇と、ここ2年余りで最も低い伸びとなった。

原題:Pending Sales of Existing Homes Slump by Most in ThreeYears (2)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Lorraine Woellert lwoellert@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net

更新日時: 2013/10/29 00:52 JST

 
 
 
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