:2013/10/28 (月) 23:23
先ほど発表になった米中古住宅販売成約件数は前月比で-5.6%となった。予想外の大幅マイナスに為替市場はドル売りの反応を示している。
成約件数のデータは販売契約が成立した時点のデータだが、米中古住宅の場合、契約成立から受け渡しまでに1~2ヵ月程度の期間があるとされているので、10月分や11月分の中古住宅販売件数の先行指標として注目される。
特に9月前半はまだ、FRBによる早期QE縮小観測が強く長期金利もまだ高めの水準にあったことから、購入を手控えた消費者も多かったのかもしれない。
ただ、10月以降は米財政協議の難航をきっかけにQE縮小期待も遠のいており長期金利も低下している。今回は弱い数字だったが、金利面だけから見れば、今後、住宅購入意欲も、多少は復活してくる可能性もありそうだ。
ドル円は97.75近辺から97.65近辺に10ポイント程度下落している。
USD/JPY 97.69