トップページ社会ニュース一覧東電 福島第一原発で海水24時間測定へ
ニュース詳細

東電 福島第一原発で海水24時間測定へ
10月22日 4時19分

東電 福島第一原発で海水24時間測定へ
K10054484511_1310220525_1310220535.mp4

東京電力は、福島第一原子力発電所から新たなトラブルなどで、汚染水が海に流れ出した場合に迅速に把握できるよう、海水の放射性物質の濃度を24時間連続で測定できる装置を原発近くの海に設置することになりました。

これは、21日開かれた福島第一原発の汚染水の海への影響調査を検討する原子力規制委員会の有識者会合で示されました。
東京電力では、おととしの事故後、福島第一原発の港湾内や沿岸で、1日に1回、海水の放射性物質の濃度を測定していますが、専門家からは、新たなトラブルなどで汚染水が流れ出た場合に迅速に把握したり、流出量の推計に活用したりするため、24時間連続の測定を求める意見が出されていました。
これを受けて東京電力は、24時間連続の測定装置を原発近くの海に設置する方針を明らかにし、来月、開かれる次の会合で、設置場所や測定方法などの具体的な計画を示すことになりました。
また、21日の会合では、原子力規制庁が、福島第一原発からおよそ300キロ沖までの範囲で行っている海水の測定について、1000キロから3000キロほど離れた海域でも今年度、実施する方針を示しました。
規制庁は「遠洋航路の船の協力を得てデータを取り、影響を懸念している北太平洋の沿岸国に示したい」と話しています。

[関連ニュース]
k10015448451000.html

[関連ニュース]

  自動検索

東電に汚染水対策強化を要請 (10月22日 10時31分)

東電 あふれたせきの対策急ぐ (10月21日 4時13分)

福島第一原発 大雨対策に甘さ (10月17日 4時35分)

このページの先頭へ