ここから本文です
最終更新:2013年10月28日(月) 20時28分

東電社長「福島に人員回す」 規制委員長に説明

 原子力規制委員会の田中委員長は東京電力の広瀬社長と初めて面談し、福島第一原発の汚染水処理などについて直接認識を問いました。これに対し、広瀬社長は「他の発電所から福島第一原発に人員を回す」と説明しました。

 福島第一原発では人為的ミスが原因で汚染水が漏れるなどのトラブルが相次いでいて、原子力規制委員会は経営のトップから直接、安全管理の状況などについて聞き取りを行うことが必要と判断しました。

 東京電力の広瀬社長は全力を挙げて対応に当たっているが、慣れない新たな作業も増え、作業員の確保が困難になっていることなどを報告。その上で、「汚染水などの事故処理を最優先に、火力・水力発電所からも人員を回す」と説明したということです。

 「現状、私が社長として把握している福島第一原発の問題について、素直に率直に話をすることができた」(東京電力 広瀬直己社長)

 東京電力は柏崎刈羽原発について適切な安全管理ができるとして再稼働の審査を申請していますが、原子力規制委員会は今後、東電が汚染水などの問題に確実に対処できるかどうかをみて、柏崎刈羽原発の審査を進めるかどうか判断するとしています。(28日17:17)

2013年10月28日(月)のニュース一覧

社会

政治

経済

国際

スポーツ

列島トピックス