大阪市交通局:地下鉄初乗り値下げ、29日に結論持ち越し
毎日新聞 2013年10月28日 17時05分(最終更新 10月28日 17時33分)
大阪市交通局は28日、経営会議を開き、橋下徹市長が決めた市営地下鉄の初乗り運賃20円値下げについて協議した。会議では「民営化を前提としない値下げは非常にリスクが大きい。現時点で値下げしないのが妥当な判断」などと値下げに慎重な意見が相次ぎ、結論を29日に持ち越した。
橋下市長は初乗り運賃(200円)を来春、民営化議論に先行して20円下げる案を提示。議会が民営化を認めない場合は運賃を元に戻す方針を示していた。会議では「運賃は慎重に下げるべきだ。下げたものをまた上げるのは避けたい」などの意見が出た。
市条例で運賃値下げは交通局長が判断できる。このため交通局幹部が出席するこの日の会議で20円値下げを最終判断する予定だった。【村上尊一、重石岳史】