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六ヶ所風力 生態系への影響調査求める 青森県審査会部会

 大手ゼネコン大林組が青森県六ケ所村で計画している風力発電事業で、県環境影響評価審査会部会(部会長・柴正敏弘前大大学院理工学研究科教授)は21日、同社が今後実施する環境影響評価(環境アセスメント)の方法について、渡り鳥などの動植物や生態系への影響を十分調べるよう求める答申をした。
 特に、村を含む下北半島で発電用大型風車が多数稼働している現状から「騒音や低周波音、景観への影響が複合的になる恐れがある」と指摘。集中立地の影響調査を検討するよう要求した。
 部会では、現場の一部が土石流危険渓流区域になっていることに懸念の声が出て、対策の検討を求めることにした。
 答申を基に今後、県と国が意見を示す。それを踏まえ、事業者は約1年間かけて現地調査や環境アセス準備書、評価書の作成を進める。
 今回の発電事業は最大で出力3万6000キロワット。2016年秋以降の運転開始を予定している。


2013年10月22日火曜日

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