明治ホールディングス(HD)傘下の明治は中国での粉ミルクの販売を休止する。2011年の東京電力福島第1原発事故の影響が響き、中国での販売が減少。他の大手外資メーカーなどとの競争も厳しく、収益が悪化していた。
明治は1993年に中国で粉ミルクの輸出販売を開始。10年の口蹄疫(こうていえき)発生を受けた中国の日本産品の輸入禁止後はオーストラリア製に切り替えていた。だが11年12月に日本国内で明治製品から微量の放射性物質が検出されると、中国の消費者に不安が広がり販売が減少。競争激化もあり、売り上げはピークの約3分の1に落ち込んでいた。
既に新規の供給は止めており、店頭在庫が無くなり次第販売をやめる。「市場環境に変化があれば、販売を再開する可能性はある」(同社)という。明治の中国事業は菓子とアイスクリームが主力で、年内にも牛乳やヨーグルトの現地生産を始める。
明治ホールディングス、粉ミルク販売、東京電力、中国、明治
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