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「初乗り180円」に自信 橋下市長、交通局長に要請

2013年10月26日

 大阪市の橋下徹市長は25日の定例会見で、市営地下鉄の初乗り運賃(200円)について、来年4月から180円に値下げするよう交通局の藤本昌信局長に要請したと発表した。橋下市長は「(藤本局長は)僕の考えを全部理解してもらって交通局長に任命した」と値下げ実施に自信を見せた。

会見する橋下市長=25日午後、大阪市役所

 ただ、橋下市長は、藤本局長が「公営企業のままなら値下げはなかなか難しい。民営化が不確実の現段階では慎重に判断すべき」との見解を示したことも明らかにした。

 橋下市長は、初乗りの180円への値下げを実施後、民営化が実現した場合、初乗り料金に続く「2区」(230円)の区間の一部も値下げできると主張。民営化に慎重な市議会各派については「公営のままでは料金値下げは継続できない。(民営化が)時期尚早と言うなら合理的理由を聞きたい」とけん制した。