2013年10月24日

北海道へ

/ラーメン二郎札幌店@札幌にて小+生姜/麺屋彩未(さいみ)@札幌市にて味噌ら〜めん/らーめん五丈原(ごじょうげん)本店@札幌市にてとんしお/

 なぜか分からないけど、今月は北海道に行くことになった。
 向かう方向は逆だけど、今月も羽田から飛行機に乗ることになった。
 前回は横浜駅から京急に乗ったけど、今日は仲木戸駅乗り換え、なるほどね。

 前回はスカイマークだったけど、今回は全日空、色々な点で「やっぱり違うな」と思った。
 定刻に出発して定刻に到着、たったの1時間半のフライト、速いなぁ。
 一泊二日の社員旅行、一泊じゃあという人向けに前入りが許されていて二泊三日になるけど、前入りの場合は後から来る本隊との合流までは自由時間。
 結果的に翌日の夜の宴会まで自由時間、なんともラッキーである。

 新千歳空港から札幌駅までは快速エアーポートで40分弱、あっという間に札幌駅。
 こうして札幌駅から外に出るのは初めてかも知れない。

 今回の旅、最大の目標であるお店へ、札幌駅から歩いて15分ほどでラーメン二郎札幌店@札幌、大原簿記の隣で辺りには飲食店が無いので並びたい放題(笑)
 とりあえず現存するラーメン二郎全店舗訪問しました。
 店主さんは日高管内日高町生まれでラーメン二郎桜台店出身、公式の北海道への出店理由は「地元、北海道にラーメン二郎の味を伝えたい」となっています。
 たまたまたタイミング良く外待ちも店内待ちも無く食券を買ったらそのまま席に案内されました。

 券売機を見ると小、小豚、小豚ダブル、大、大豚、大豚ダブル、「初めての方は小でお願いします」と「大ラーメンはチャレンジメニューではありません 普通に食べきれるお客様向けメニューです」がテプラで張られています。
 何も知らないで小を食べて食べ切れずに残す人が目に付くようになってきたので、小ラーメンでも一般的なラーメン屋の2杯の量がある云々の説明があります(読まない人も多いみたいですが)。
 L字カウンターは10席と5席で平均的なラーメン二郎の店内、千住大橋店や高田馬場店に似てちょっと高めのカウンター台になっています。

 店員さんが店内待ちされているお客さんには「食券、見せてください」と声を掛けていて、女性客には「麺少なめも出来ますけど」とさらに声を掛けていました。
 麺が茹で上がったところで店員さんに「ニンニク入れますか」と聞かれ「ニンニク、ヤサイ」と答えますが、店内には無料トッピングの種類の説明がありません。
 説明を貼っておくと無料だからと全増しするお客さんが多く、結局食べ切れずに残すお客さんが多いので貼り出していないのではないかと邪推しています。
 メディアや雑誌では野菜増し(もちろん、アブラ、カラメも)が出来ることを紹介していますけど、私が見ていた限りでは一人しか野菜増ししていませんでした。

 程なくして小650円+生姜50円(現金)、なんとキャベツの多い茹で野菜だこと。
 殆どのラーメンはスープか麺から感想を綴りますが、ごく一部のラーメンは野菜から、まあ、「ラーメン二郎はラーメンではなく二郎という食べ物である」という名言もありますし。
 クタッとする直前の絶妙な茹で上がりのモヤシとキャベツ、キャベツは青いのと白いが混在していて、そのまま食べても美味しいしスープに浸して食べても美味しい。
 少し野菜を食べたら箸を差しいれて麺、太めの平打ち麺ですが自家製麺と言うこともあるのか、太さにばらつきがあります。

 太さが違うので茹で上がりが違ってしまうのですけど、このばらつきが食べ手を飽きさせません。
 誰がなんと言ってもラーメン二郎は麺が旨い、食べ終わりの頃はスープと同化するほどの親麺性の高さ。
 卓上、カウンター台にはレンゲが見当たらないので、野菜と麺を減らしてから丼を持ち上げてスープを飲みます。
 程よい乳化、脂、出汁がよく出ていてカネシがきっちり効いていてグルたっぷり、北の大地でここまでのクオリティとは驚きました。
 ※ラーメン二郎全店で使われている醤油ダレは、数年前からカネシ醤油製ではなく(山田総帥の娘さんが経営されている)エフゼット製に変わっています。変わっていますが「カネシ」と称しています。

 麺と野菜を食べ終わってからスープを飲むと飲みきれないことがあるので、早めに少しずつ飲んでおきます。
 それにしても丼が最後まで熱くては持ちにくいのですが、だからといって持たないわけにはいきません。
 豚は薄めに切り分けられていて、これじゃあ豚とは呼べないなぁと思っていたら、分厚いのが別に2つ入っていて、なんとも。
 卓上に用意された胡椒も唐辛子も使わずに食べ終わってご馳走様でした。

 食べ終わって、特に急ぐ店もないので近くを散策、というか観光地巡り。
 一通り回ってからサンマルクカフェ北海道サツエキブリッジ店で一息入れて。

 夕方になったので(前回、札幌に来たときに振られた)あらとんに向かいます。
 ラーメン二郎の破壊力は想定通りで、しかもスープまで飲み干してしまったものだからダメージから中々立ち直れません。
 ゆっくりし過ぎたみたいでスープ切れ終了、あんまり残念に思えないのはなぜだろうか。

 来た通りに大通まで戻って東豊線に乗り換え数駅、美園駅の一番出口を出た道を左(南)へ。
 真っ暗な道を歩くこと数分で、麺屋彩未(さいみ)@札幌市、こんなひっそりした場所で外待ちするほど繁盛しています。
 店内右手を見るとコの字の待ち席が用意されていて、左手前から順に座っていくようですが、前のお客さんが呼ばれても前に詰めません。
 自分の前の人の顔(風体)ではなく、周りのお客さん全員を覚えておかなければ、って、店員さんが覚えていてくれるから大丈夫です。

 待っていると店員さんがメニューを持ってオーダーを取りに来ます。
 メニューは味噌、醤油、塩、後はチャーシューメンと大盛り、残りは飲み物だけでトッピングの増量メニューが無い店はひさしぶりです。
 店内の接客がとてもいいという前評判どおり、確かに細かいところに気が付いてとても気持ちがいいです。

 特に食べ終わったお客さんが席を立った後、会計を済ませて店を出るまで下げ膳しないのは、追い立てるように急いで下げ膳する店よりいいですね。
 レジスターは置いてあるけどほぼ自席での会計、店員さんはお金を触った手で気にせず配膳されていました。
 10分ほど待ってカウンター席へ、カウンターは10席、テーブルは四人掛けが2卓、二人掛けが1卓用意されています。

 8分ほど待って味噌ら〜めん700円、なんとすっきりした麺相なんだろう。
 挽き肉、玉ねぎ、もやしを豚骨出汁ベースの味噌スープと一緒に炒めてあり、美味しい、毎日食べられる味噌ラーメンってのを突き詰めていくとこういう形になるんじゃないかな。
 森住製麺の真っ黄色な中細縮れ麺が実によくスープに絡んで、するすると食べられます。
 チャーシューにはちょこんと生姜が乗せてあり、僅かに残る後味をすっきりさせてくれます。

 麺屋翔のさっぽろ味噌にとてもよく似ていますが、時系列からいって麺屋翔が彩未をインスパイアしたんだろうな。
 ああ、美味しかった、ご馳走様でした。

 いったんホテルに戻って身体を休めます。
 もう五歳若ければホテル辺りのラーメン屋さんを立っている限り食べ尽くしたことでしょうけど、今はそんな無理すら思いつきません。
 シャワー浴びてベッドに寄りかかってくつろいでいましたが、やっぱり、せっかく、なので。

 ホテルから10分ほど歩いてらーめん五丈原(ごじょうげん)本店@札幌市、すぐ近くに一幻本店があり、恐らくは創業店と思われるお店を閉め、隣に敷地面積3倍程にリニューアルしてました。
 店内に入ると都内某ビストロでお会いしたことのあるような店主さんに「いらっしゃいませ」と、何となく相手も「見たことあるな」と思ったみたいでしたけど。
 券売機に向かうと「とんしお」「みそ」「しょうゆ」「ばん辛」と並んでいて、限定メニューも用意されていました。

 食券を買って空いていたカウンター席へ、13席のウチ4人の先客、この程度の来客が流行っている方なのかそうじゃないのか、分かりません。
 大きな寸胴がグツグツと煮立っていて、店主さんと思われる店員さんを始め、3人の店員さんがせわしなく働いていました。

 程なくしてとんしお680円、おお、噂に通りの旭川ラーメンの麺相。
 口当たりは薄く感じますが飲むほどに美味しくなる塩味ベースのスープ、豚骨出汁を手間暇掛けて煮出していて支店が一店しかないは少なすぎるでしょう。
 やや固めに茹で上げられている細麺がスープに良くあってとても美味しい、するすると麺を啜ってしまいます。

 チャーシューがトロットロで美味しいですねえ、よく分かっていませんが、これで梅干しが乗っていれば山頭火なんじゃないかと。
 メンマ、板海苔、薬味ネギ、と必要十分なトッピング、スルッと食べてしまってご馳走様。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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