次期FRB議長の承認、ポール上院議員は議事妨害かー関係者
10月25日(ブルームバーグ):ランド・ポール米上院議員(共和、ケンタッキー)はジャネット・イエレン氏の次期連邦準備制度理事会(FRB)議長就任に向けた指名承認をフィリバスター(議事妨害)により抵抗することを検討している。ポール議員の関係者が明らかにした。
議事進行妨害で抵抗した場合、これを終結させる動議を可決し承認を進めるためには上院で60票が必要になる。場合によっては議論が数日間続く可能性もある。民主党指導部はイエレン氏承認に対する妨害行為を予想していることを既に明らかにしている。
10月31日以降、上院での民主党の議席数は55席となる。承認への採決に持ち込むために民主党は少なくとも共和党5人から支持を取り付ける必要がある。
発表前の段階だとして匿名を条件に述べた関係者によると、ポール議員は議事妨害を利用し、自身が提示した法案について上院での採決を模索する。同法案はFRBに定期的な財務監査の公表を義務付けている。
原題:Yellen Fed Nomination Said to Face Objection By SenatorPaul (1)(抜粋)
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更新日時: 2013/10/26 05:28 JSTニュース一覧
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