米ジンガ：７－９月期は予想より小幅の赤字－新ＣＯＯを発表

　　10月24日（ブルームバーグ）：ソーシャルゲームの米ジンガ の７－９月（第３四半期）決算は予想より小幅の赤字となった。ゲームに使われるアイテムの購入が同社の見通しを上回った。７月に就任したドン・マトリック新最高経営責任者（ＣＥＯ）の下では初の決算発表。

24日の発表資料 によると、７－９月期の損益は一部項目を除いたベースで１株当たり２セントの赤字となった。ブルームバーグがまとめたアナリスト23人の予想平均は４セントの赤字だった。売上高は２億260万ドル（約200億円）と、前年同期の３億1660万ドルから減少したものの、アナリスト予想の１億9020万ドルは上回った。

ゲーム利用者が携帯端末にシフトする中、マイクロソフトの元娯楽部門責任者だったマトリック新ＣＥＯが就任することで事業の立て直しが図られるとの期待から、同ＣＥＯの起用発表以来、ジンガ株は約25％上昇している。

ジンガは、ゲーム業界で長年の経歴を持つクライブ・ダウニー氏を最高執行責任者（ＣＯＯ）に起用することも明らかにした。11月４日付で就任する。

マトリックＣＥＯは発表資料で、「新たな指導体制を築き長期的な成長に注力する上で、ダウニー氏の顧客中心の方針とこれまでの実績はジンガの将来にとって極めて有益だ」と述べた。

ジンガの株価は決算発表を受けた時間外取引で一時12％高の3.97ドルを付けた。通常取引終値は0.3％安の3.54ドル。年初来騰落率はプラス50％。　　

原題：Zynga Posts Smaller Loss Than Expected, Names OperatingChief（抜粋）

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更新日時: 2013/10/25 09:18 JST