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「韓国より日本の方が好き」

東南アジアで国家イメージ調査
男女格差指数、韓国は136カ国中111位

 東南アジアの人々は、韓国文化と日本文化に対しほぼ同じくらい好感を持っているが、国家イメージの面では韓国よりも日本の方に良好な印象を抱いていることが調査で分かった。

 漢陽大学のハン・チュンミン教授は25日、ソウルプレスセンターで行われた「韓流未来戦略研究フォーラム」の基調発表で「東南アジア5カ国の人々を対象とした韓中日3カ国の文化や国に対する好感度を調査したところ、韓国は中国よりも高く評価されたが、日本に比べると低いことが分かった」と述べた。

 ハン教授はシンガポール・マレーシア・タイ・ベトナム・インドネシアの5カ国で各200人、合計1000人を対象にして韓中日3カ国の文化や国に対する好感度を調査した。

 その結果、韓国文化に対する東南アジア5カ国の人々の評価は7点満点中4.94点だった。これは中国(4.87)よりも高いが、日本(4.95)よりもわずかに低い数字だ。ハン教授は「東南アジアでの韓国文化に対する好感度はテレビドラマやK-POPといった韓流ブームにより大幅に高まったが、長年にわたり伝統文化を広く紹介してきた日本を超えるには至っていない」と説明した。

 国家イメージについては「まだまだ先は長い」といったところだ。韓国に対する東南アジア5カ国の国家イメージ評価は5.55で、中国(4.65)よりは上だが日本(6.02)よりは低かった。ハン教授は「韓流は主に女性や学生に人気があるが、中高年層にはあまりなじみがない。中高年層は韓国よりも各方面で成功を成し遂げた日本の方を今も高く評価しており、これが国家イメージ好感度の差につながっているものと見られる」と分析した。

■男女平等、韓国は136カ国中111位

 韓国の男女平等度は世界最下位水準だということが分かった。世界経済フォーラム(WEF)が25日に発表した「2013年ジェンダー・ギャップ指数(世界男女格差指数)報告書」で、韓国は調査対象国136カ国中111位だった。これは、中東のイスラム国であるアラブ首長国連邦(109位)やバーレーン(112位)などとほぼ同じ水準だ。儒教文化圏でも中国(69位)や日本(105位)に後れを取っている。

 韓国人女性は特に経済分野で差別を受けていることが分かった。韓国人女性の経済参加度は136カ国中118位で、賃金水準も111位にとどまった。

 男女平等が最も実践されている国はアイスランドだ。アイスランドは2009年に1位になって以来、5年連続でトップの座を守っている。2位はフィンランド、3位はノルウェーと、北欧諸国が上位に入った。アジアではフィリピンの5位が最高だった。WEFは「フィリピンは女性の教育・健康・経済参加部門で高く評価された」と説明している。

パク・ユヨン記者
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