主人公――【永井智也】は、どこにでもいるような、影の薄い学生なのだが、ある日、クラスメートのオナニーを偶然覗いてしまう。
その少女は、主人公が密かに片思いしていたクラス委員長の【綾辻果歩】。
思いもしない光景に驚いたが、興奮して物音をたててしまった智也は、綾辻果歩に見つかってしまう。
パニックになってしまっている智也に、果歩はずかずかと近づいて押し倒し、ズボンのチャックに手をかけてくると、
なんと上に乗っかり半ばレイプするように肉体関係を結んでしまうのだった。
『これであなたも共犯ね』
とだけ言われ、そのまま置き去りにされた智也。
次の日、学校に行くと、クラスが妙に騒がしい。
何やら可愛い美少女が転校してくるという噂がまことしやかに囁かれているが、
智也は昨日の『果歩とのこと』のことで頭がいっぱいでそれどころではない。
結局、悶々として放課後まで過ごした結果、思い切って果歩に話しかける。
果歩は教室でエッチをしたというのに、まるでいつもと変わらず、どこからどう見ても完璧な優等生。
その態度におどおどとしながらも、
『どうして俺と……エッチしたんだ?』
と問いかけた時、他のクラスメートがやってきて、果歩にロッカーに引っ張り込まれる。
密着状態でロッカーの中で息を潜めるふたり。
そんなことをしているうち、果歩の体の柔らかな感触にムラムラしてしまい、思わずおっぱいを揉んだりあれこれその体に悪戯してしまい、
そのまま流されるようにまたエッチしてしまうのだった。
訳の分からないうちに、片思いしていた相手と肉体関係をもってしまったことに落ち込みながら帰途につくと、家の前に見知らぬ美少女が待っていた。
『ひさしぶりだね、ともちゃん』
と親しげに話しかけられたが、相手がまるで誰か分からず、可愛い少女のその態度にドキドキとするしかない。
『ご……ごめん。ちょっと誰だか分からなくて……その、キミくらい可愛かったら……ぜ、絶対忘れないと思うんだけど……』
と返すと、その言葉に満面の笑みを浮かべながら、
『えみりだよ。ともちゃんの幼なじみの……篠原えみり』
と言って、主人公を大いに驚かさせたが、次のひと言で、さらに驚くことになる。
『えみりね……ともちゃんに好きだって言うために、帰ってきたんだよ?』
呆然とする智也は、あまりのことに何も言えない。
翌日、学校に行くと、噂の美少女転校生――えみりのことで大騒ぎになるが、それ以上に大騒ぎになることが起きる。
それは、智也にえみりが親しげに話しかけ、あまつさえ腕を組んだりしたのだ。
今までまったく目立つことのなかったのに、いきなり注目の的になってことで居心地の悪さを感じる智也だったが、
机の中に入っていた『放課後、屋上に来て』という呼び出しのメッセージにそれどころではなくなってしまう。
放課後、呼び出しを受けて屋上に行くと、そこにはメッセージの送り主――果歩が待っていた。
一転して、自分から接触してきた果歩に戸惑っていると、
『わたしのセックスフレンドにならない?』
優等生であるはずの綾辻果歩は、想像を絶する言葉を告げたのだった。