初投稿となります。
ほぼ趣味ですので文章力は死ぬほどありませんが頑張ります!
感想、評価何でも受けつけますのでよろしくお願いします!!!
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プロローグ
西洋で翼をもった怪物は『悪魔』と考えられてきた。しかし翼を持つ怪物を悪魔とするなら
『悪魔』は他にもいる・・・。
『地球』と『人類』は、ただただ、弱かった。
西暦2050年、運命の12月31日。誰もその日を忘れることなどできないであろう。
たった一日で世界の全てが終わり、変化し、そして始まった・・・。
誰もが平和な毎日を過ごしていたその日、世界中で異変が起きていた。アメリカ航空宇宙局、
通称「NASA」の監視衛星が、世界各地の重力変化と空間の謎の「歪み」を捉えたのである。
しかし関係者たちは「ただの歪み」としか思っていなかった。その判断が人類の甘さとなった。
それはたった数時間後の出来事。突然今まで晴れ渡っていた空が赤く不気味な雲に覆われ
そして一瞬にして雲ごと空間に巨大な裂け目が発生したのだ。後に『天の怒り』と呼ばれる
この謎の現象は、アメリカ・中国・イギリス・ロシア・インド・南アフリカ・日本など世界中で
発生し、世界人口約70億の人々はその衝撃的な光景に震撼、驚愕しただひたすら事の成り行き
を静観していた。
その数十分後、世界中の裂け目から一つの謎の物体が落下してきた。それは球体で、周囲を固い
鱗のようなもので覆われていた。特に変わった様子もなく動きがあるわけでもなかった。しかし
何か異様な重苦しい空気を生み出していた。人々が近づき耳をそばだてるとその球体からは音が
した。「ドクン、ドクン・・・。」と、それは何かが胎動しているようだった。
そして、その球体が変化を始めた。地響きとともに球体にひびが入り始める。そして2分もたた
ないうちに球体はある生物へと「変化」を遂げた。
人々はその生き物に見覚えがあった。全身を覆う茨の様に鋭く鉄の様に固い鱗。筋肉の塊の4本
の脚。長い首の先にはトカゲを思わせる顔面がありその口元にはサメやライオンなどの比ではない
大きく鋭い歯がずらりと並ぶ。そして強く、そして巨大な2対の翼。この世にいるはずの無い生物
が今目の前にいる。数多くの神話や伝説に登場し人々を驚かせ、恐怖させてきた存在。
まさに”幻獣の王”『ドラゴン』そのものだった。
「グルルルルルルル・・・・。」
唸り声をあげるドラゴン。人々は凍りつき動けずにいた。そして・・・
「ギュアアアアアアアア!!!」
ドラゴンの咆哮が、空気を切り裂き人々に衝撃を与える。あまりの恐怖にたまらず人々は逃げ出し
始める。しかしドラゴンはその巨体で俊敏に動き人々に襲いかかった。
「グルアァ!!」
たった一振り。たった一回首を振っただけで人々を捉えそして捕食した。ドラゴンの口元が人間の
人肉と鮮血で赤く染まる。さらに逃げ惑う人々に向かいドラゴンは一瞬鎌首をもたげ体をのけぞら した。そしてその刹那、ドラゴンの口からすさまじい火炎が吹き出し人々もろとも周囲を焼きつく
してしまった。
「グルルルル・・・・・。」
ドラゴンの周りは全て灰塵と化した。人も自然も何も残らない。
「ギュアアアアアアアア!!!」
ドラゴンがまた咆哮する。だがそれは上空の裂け目に向かって放たれていた。それと同時刻に既に
変化を遂げた様々なドラゴン達が天を覆い尽くすほどの大群を作り地球に降り立った。
地上はまさに阿鼻叫喚の地獄と化した。世界の主要な国々も次々と陥落していく。人類も近代兵器
を結集し迎撃したがまるで歯が立たずあらゆる組織、国が降伏していった。「人類の最期」そして
「地球の最期」との声も高く、もはや反撃に出ようという者などだれもいなかった。
だが『人類』はあきらめても、『地球』はあきらめていなかった。
ドラゴン出現から数時間後、深い深い海の底から新たなドラゴンが出現した。しかしそのドラゴン
は他のドラゴン達とは一線を画していた。特筆すべきはその体躯。あらゆるドラゴンがアリの様に
みえる程の巨体。美しい白銀の体に、4本の翼はまるで羽毛のよう。長くたくましいその首には
金色のたてがみがたくわえられ頭部の立派な2本の角と、深海の様な青く透き通った瞳が美しく
光る。
「オオオオオオオオオオ・・・・!」
大きく、しかし静かに吠える白き巨竜。その荘厳な姿に人々もドラゴン達もしばし見入っていた。
そして信じられないような出来事が起こった。
白き巨竜の口から放たれる巨大な光の束。それは一瞬でドラゴン達を薙ぎ払った。そして自ら
ドラゴン達に向かっていったのだ。間違いなくこのドラゴンは人類を守ろうとしていた。人々の「絶望」が「希望」に代わる。人類は人類と地球の全てを白き巨竜に託した。
白き巨竜は強大な力を持ってドラゴン達を倒していく。だが、倒せども倒せども襲い掛かる敵の
絶対数に巨竜は次第に押され始めた。既に1本の翼を失い片方の角もへし折れ金色のたてがみは
赤い血に染まっていた。希望がまたも壊れ始めてしまう。だが白き巨竜はあきらめていなかった。
突如としてその巨体が発光し始める。強い強い光が段々とエネルギーを帯びて体内に蓄えられる。
「ギュルアアアアア!!」
ドラゴン達は突然あわてはじめ、続々と裂け目へ帰ろうとする。しかし、既に遅かった。
巨竜の体からエネルギーが一気に放出される。その光は地球全て、ドラゴンも全て包み込んだ。
ドラゴン達は一瞬にして塵芥となり、やがて裂け目も消失した。
人々は希望を取り戻し歓喜した。すべての命に喜び、そして白き巨竜に絶大な感謝を捧げた。
・・・だが白き巨竜はその力全てを使い果たし、7つの光に分裂しやがて消えた。人々はそれを
悲しんだ。だが巨竜は消える直前彼等に言葉を託した。
「人間達よ。私の魂はこの世界とお前たち全ての命と繋がっている。だから忘れるな。私はいつも
お前たちのそばにいる。いつも、お前たちを思っている。全てを、頼んだぞ。」
それから50年もの月日が流れた。あの日を人々は『聖戦』と呼び今もその日になると失われた
命に祈り続ける。やがて人々は協力して再び平和な世界を取り戻した。だが戦いの後遺症のような
ものかその後世界中に不定期で小規模の裂け目が発生、ドラゴンもまた出現するようになった。
しかし、人類はもうあきらめない。あの日以降ドラゴンのすべてを研究し、弱点を見つけ、あの
白き巨竜の遺志を継ぐため世界ドラゴン対策機関『フォートレス』を組織しドラゴンから世界を
守っている。そして現在あの人類を守った伝説のドラゴンは人類全ての敬意と感謝の念を込め
『白き竜王オリンポス』と名付けられた。
そして2100年新たな『ドラゴン伝説』が幕を開ける!!
こんな感じで書いていきます。
何分忙しいので投稿不定期となりますがご了承ください。
これから頑張ります!!!
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