胎内被爆者:「今、動かねば」 同級生が連絡会結成へ

毎日新聞 2013年10月25日 23時05分

 母親の胎内で原爆に被爆した胎内被爆者らが、来年8月の「胎内被爆者の連絡会」(仮称)結成を目指し、25日に準備会を発足させた。発起人は香川県坂出市のジャズピアニスト、好井敏彦さん(67)と、被爆者の相談事業に長年携わってきた広島市の三村正弘さん(68)。好井さんは毎日新聞の記事で三村さんが胎内被爆者であることを知り、連絡を取ったという。2人は「一番若い被爆者の私たちが動かねば」と追い立てられるような気持ちで動いている。

 好井さんの母は1945年8月6日、広島市尾長町(当時)の自宅で布団を干していて被爆した。翌年2月に好井さんが誕生。幼いころから歯を磨くと血が止まらず、今も体調は良くないという。

 三村さんとは小学校の同級生だったが、胎内被爆者だと知ったのは、今年8月、毎日新聞に掲載された三村さんが被爆者健康手帳を取得したという記事がきっかけだった。連絡を取り、連絡会の結成を相談。被爆者の高齢化が進むなか、日本被団協の総会で広島県被団協理事長の坪井直さん(88)に「若い者にバトンタッチできなかったら安心できない」と言われたことも背中を押した。

 胎内被爆者で被爆者健康手帳を取得しているのは今年3月末で7396人(前年同期比64人増)。問い合わせは、好井さん(090・3788・1766)か、三村さん(090・7375・1211)。【高橋咲子】

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