自民党の高市早苗政調会長は26日、大阪市での党府連大会で、昨年末の衆院選で同党を離党して日本維新の会から立候補して当選した谷畑孝(大阪14区)、松浪健太両衆院議員(同10区)と、引退した西野あきら前衆院議員=いずれも除名処分=について「自民党に復党するとうそぶいている者もあると聞くが、とんでもない」と批判する石破茂幹事長の伝言を読み上げた。

 高市氏は「党本部の党紀委員会で除名となった者で復党を許した例は過去一例もない。今後も党の規律、けじめとして絶対にあり得ない」と述べ、次の衆院選で3氏の選挙区に自民党の公認候補を立てる方針も伝えた。石破氏の伝言には、2015年春の統一地方選に向け、大阪を拠点とする維新と対決姿勢を強める狙いがあるとみられる。

 西野氏は大阪13区で公認されながら直前に引退表明し、同区で日本維新の会公認で当選した長男の弘一氏を応援した。

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