【ブリュッセル=御調昌邦】欧州連合(EU)首脳の中で最も在任期間が長い、ルクセンブルクのユンケル首相(58)の退任が濃厚となった。欧州の小国ルクセンブルクの元首であるアンリ大公が25日、今月20日の同国議会選で議席を伸ばした中道右派の民主党(DP)のベッテル党首に組閣作業を進めるように指示した。
議会選ではユンケル首相が中心のキリスト教社会党(CSV)が第1党を確保したものの、過半数に届かない状況で、連立相手が見つからなかったもよう。
DPは社会労働党、緑の党と連立することで同国議会の過半数を占め、新政権を樹立する方針だ。社会労働党は選挙前はCSVと連立を組んでいたが、同国の情報機関が通信傍受をしていたことが発覚し、ユンケル首相の監督責任を追及する姿勢を取り、議会選が実施された経緯がある。
ユンケル氏は1995年から18年余りルクセンブルクの首相を務めてきた。今年1月まではユーロ圏財務相会合の議長を務め、欧州債務危機の対応も主導してきた。
ユンケル、ベッテル、EU、CSV、ルクセンブルク首相
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