「(データについて)特に、本調子ではないときは相手が苦手なところを突いたり、相手に嫌がられる投球をしなければいけない。プロでは1人1人の実力は(アマ時代と)比べものにならない。泥臭く、使えるところは使っていかないと」
“プロ初先発登板”は27日の神奈川大戦にお預け。ブルペン投球で汗を流した後は、今後の戦いに向けての映像解析やチームの偵察隊が事前に収拾したデータ分析に時間を割いた。「細かいデータをみて、(相手打者が)打っているところを頭に入れて、丁寧に投げる」。和田監督もID野球を標榜するだけにうれしい言葉だ。
日本シリーズもテレビで観戦。「見ます。(巨人は)いい打者ばかり。空振りする球や一番頭を使う場面での映像とかをみる」。心は熱く、頭は冷静に-。和田野球にマッチしそうだ。(阿部 祐亮)
(紙面から)