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最終更新:2013年10月26日(土) 18時41分

カネボウ“白斑”問題、全国初の被害者説明会

 カネボウの美白化粧品を使った人に肌が斑に白くなるいわゆる白斑症状が相次いだ問題を受け、大阪の弁護士らが全国で初めて被害者説明会を開きました。

 被害者説明会を開いたのは「カネボウ美白化粧品 白斑被害救済大阪弁護団」で、症状を訴えている人らおよそ200人が参加しました。

 カネボウの美白化粧品を巡っては、化粧品を使ったあとに肌が斑に白くなる症状を訴える人が全国でおよそ1万5000人にのぼり、およそ65万個の製品が回収されました。説明会では、カネボウ側がいまだに治療や補償について明確な方針を出していないことへの不満の声があがりました。

 「ショックで外に出られなかったですね。(症状が)完全に無くなるまで補償してもらいたい。精神的に普通の状態に戻りたい」(被害者)

 弁護団からは被害者は治療費や損害賠償を求めて示談交渉ができるほか、合意できない場合は裁判を起こすこともできると説明がありました。弁護団では全国の被害者が連帯して救済を訴えようと呼びかけています。

「カネボウ美白化粧品 白斑被害救済大阪弁護団」
http://hakuhan.jp/

(26日17:41)

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