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【サッカー】広島 粘って暫定首位 後半39分、石原が決勝弾2013年10月27日 紙面から
◇J1・第30節(第1日)広島1−0仙台前節3位の広島が仙台を1−0で下し、暫定で首位に立った。この日試合がない横浜Mと勝ち点56、得失点差で並び、総得点数で上回った。序盤から攻勢だった広島は後半39分に石原が決勝ゴールを挙げた。前節8位の仙台は守備陣が持ちこたえられず、6試合ぶりの黒星で勝ち点は44のまま。 歓喜というよりは安堵(あんど)だった。圧倒的に攻めながらもシュートの精度を欠いた。0−0のまま迎えた後半39分、それまで幾度も好機を逃していたMF石原の右足がようやく火を噴いた。 MF青山からのパスを受けるとニアサイドをぶち抜き、均衡を破った。スコアレスドローで終わることを半ば覚悟していた地元スタンドからは、大歓声がわき起こった。 「(シュートが)うまく飛んでくれた。(パスが来たときに得点の)イメージはできていた」と石原はゴールシーンを振り返った。しかし決勝点を挙げたとはいえ、喜びの表情はまったくない。何とか最後に帳尻を合わせてホッとした表情だった。 「前半からチャンスがたくさんあったのに決めることができなくて、申し訳ない思いでいっぱいだった。強い気持ちを持って、何とか得点しようと思っていた」と話し、土壇場で執念が結実したことを強調した。 前節、横浜Mとの天王山に敗れ、首位の座から陥落して迎えた一戦。勝ち点を落とせば連覇が厳しくなるところだったが、横浜Mと勝ち点で並び、優勝戦線に踏みとどまった。 残り4試合。森保監督は「最後にしぶといメンタリティーが出たと思う。これからも最後までしぶとく戦っていきたい」と胸を張って話した。 「勝ち続けなければいけないが、それができれば自分たちが優勝できる」。上位にプレッシャーを懸ける大きな1勝。指揮官は逆転Vに自信をのぞかせた。 (関孝伸) PR情報
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