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【ゴルフ】

横峯さくら 5打差単独トップ

2013年10月27日 紙面から

◇マスターズGCレディース<第3日=第2ラウンド>

 ▽26日、兵庫県・マスターズGC(6445ヤード、パー72)▽曇り、気温15度、風速5・4メートル▽賞金総額1億4000万円、優勝2520万円(54ホール競技に短縮のため賞金ランク加算は75パーセントに減額)▽108選手(うちアマ1人)▽観衆4238人

 さくらが来た〜! 初日2アンダー7位につけていた横峯さくら(27)=エプソン=が9バーディー、ノーボギー63の大爆発。通算スコアを11アンダーまで伸ばし、2位に5打差をつけて単独首位に立った。現在賞金ランク2位のさくら。ここでシーズン3勝目を挙げれば、4年ぶり2度目の賞金女王が見えてくる。ランク1位の森田理香子(23)=リコー=は72と伸ばせず、初日首位から4アンダー7位に後退。アン・ソンジュ(26)=韓国=ら3人が6アンダー2位につけている。

 冷え込んだ秋のコースを舞台に、さくらのスコアだけが新芽のようにグングンと伸びた。1番で2メートルを沈め幸先よくバーディー発進すると、4番で5メートル、7番では10メートル、8番も3メートルのチャンスを取りこぼすことなく決めた。「ティーショットのドライバーはよくなかったけど、セカンドショット以降でカバーできたし、パットもよく入ってくれました」と、さくら。

 インコースへ折り返しても10番で6メートルを決め、14番からは3連続バーディー奪取。最終18番は5メートルをものにして、取りも取ったり9バーディー。自己ベストタイの63は、大会コースレコードを1打塗りかえる新記録だ。「グリーンの読みは、キャディーのジョンに任せっきり。私は言われた通りに打つだけ。そうやって自分のストロークに集中できてるのがいい」という。あっという間に独走態勢をつくった。

 8月からメンタルトレーナーの森川陽太郎さん(32)と契約を結んだ。「私、自分はメンタルが弱くて、そこを直さなきゃいけないんだと思ってた。でも森川さんは『メンタルが弱いことが悪いんじゃない』って。その言葉を聞いたとき、他のメンタルコーチと違ってて面白いなって興味を持った」という。以来ほぼ毎週ツアーに帯同し、精神面の指導を受けている。

 「『OKラインを下げる』って表現するんですけど、その日の朝の感じで最初に自分に点数をつけて、たとえば『今日は50点の自分だから、その中でどれだけできるか』という目標でやっていくんです」。自身の中の許容範囲を広げて、結果でなく内容で自分を評価するのだという。

 気になる賞金女王争いでは、現在1位の森田との差が2170万5001円。今大会で優勝すれば、それが場合によっては300万円台の僅差に変わる。「最終日を残して届く位置にある。優勝は…したいです」。さあ逆襲開始だ! (月橋文美)

 

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